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zoom RSS 災害後のパニック障害(医療維新より抜粋)

<<   作成日時 : 2011/03/29 12:59   >>

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 急性ストレス障害への対応としてまず挙げたのが、「安心感を与える環境づくり」。

これは安全な場所を提供し、日常生活を保障することを意味するが「避難されている方にとってこれが難しく、治療を困難にしている」。薬物療法は対症療法として、不眠、不安には睡眠薬や抗不安薬を投与する。中途半端ではなく、使うのであればきちんと使った方がいい」とのこと。精神療法は、訴えに耳を傾け相手の気持ちに共感する支持的精神療法が基本となる。

 症状が4週間以上持続する場合は、PTSDを疑う。PTSDでも急性ストレス障害同様、症状に応じて適宜薬物を用いる。「怒りの爆発」が見られるときには、抗精神病薬を使用する。 精神療法としては認知行動療法などが適用される。

 パニック障害の治療の原則は、「疾患に対する医師の説明、心理教育にある」と。パニックを繰り返すことは、「パニックになるための訓練をしているようなものであり、患者は『パニック上手』になってしまう」。そのため、教育で一番大事なことは、「パニックを繰り返すことで病気が悪化することを納得してもらうこと」と解説した。薬物療法は基本投薬にパロキセチン、セルトラリン、不安に抗不安薬を用い、頓服の薬剤を渡すことも検討して、しっかりと身体症状を抑えることが必要。精神療法には認知行動療法などが用いられる。

援助者は自分の気持ちに素直に

 援助者に求められる資質として、まず指摘したのが「自主性の尊重」。「言い換えれば、いかに何もしないで我慢できるかということ」と解説し、考え方を押し付けないことの重要性を強調した。また、援助者であるという枠組みから逸脱しないこと(友達になろうなどと言ってはいけない)、自分の守備範囲をわきまえる(できないことには手を出さない)ことなども必要な資質として掲げた。

 次に援助者の態度について。求められるのは、「無条件の積極的関心」、「共感的理解」、「純粋さ」とした。これは本人の訴えに無条件かつ積極的に関心を持ち、単に言葉の上だけでなく共感を持って理解し、援助者が面接中に感じる自分の気持ちを素直に受け入れるということ。最後の「純粋さ」について、「難しいことではあるが」と断りを入れながら、「自分の気持ちを押さえ込もうとすると思わぬことを言ってしまうことがある。自身が面接に乗り気でないときでも、その気持ちを否定してはいけない」と解説した。

子どもの退行現象は大目に見る

 被災者は当然、被害的に感じやすい傾向を持っている。口調や態度が少しでも横柄と受け取られれば、それだけで反感を持つ。口調や態度を慎み深くすることが必要だ。また、被災者の経験を聞いているうちに、自分の不安が高まって、「早くそこから抜け出したいという気持ちになる」と指摘。しかし、そのような状況で発した助言は、自分の不安を解消するだけで、本人の利益にはならない。「自分の不安を相手に投影して、答えを出そうとするのではなく、一緒に悩んであげることが大事」。

 子どもへのケアに関して、「退行現象や問題行動は大目に見てあげる。これらの行動を通して、子どもたちは、自分の受けた傷を治している。多少のことであれば、受け入れてやることが大事」と解説。さらに、「大人がうろたえると、子どもたちはもっとうろたえる。大人は泰然自若としていること」と注意した。子どもは言語が未発達なので、絵画や音楽、遊戯などを通して感情表出の場を与えることも必要だ。

 大人では体験を言語化させることがケアとなる。怒りであれ、愚痴であれ、様々な思いを話してもらう。「言語化された体験は意識の制御下に置かれ、災害によって賦活された無意識の暴力から逃れることを意味する」とのことである。

介助してみた時に思ったのが,
全面的に助けることとおせっかいというものが,近いところにあって,
見ていられずに,ついつい手を出してしまったり,考えを言ったりしてしまった。
否定されれば,今は出来ないでしょう。向こうの意地にも見えてくる。
自主性の尊重,こちら側としてはいかに見守ることができるか。なのだと思う。

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